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結局どっちを選べばいいの？
「任意整理も個人再生もよく聞く言葉だけど、実際何が違うんだろう」
「借金はできる限り減らしたいけど、手続きに違いがあるのかな」
借金の整理をしようとネットで検索してみたら、似たような言葉が出てきて混乱しますよね。もしかしたら、任意整理と個人再生は同じだと思う人もいらっしゃるかもしれません。
そこで、任意整理と個人再生はどう違うのか。あなたはどっちを選ぶべきなのか。
一緒に見ていきましょう。
1．任意整理と個人再生の大きな違いはその手続き！
結論から言うと、任意整理と個人再生の大きな違いは、手続きに国が関わるかどうかという点にあります。
- 任意整理：国が関わらないので借金返済額の減額は少ない分、生活への影響は小さく、自由度が高い。
- 個人再生：国が関わって強制力を持って進めていくため、借金の返済額も大きく減らせる分、生活に影響が大きい。
おおまかには、このようなイメージを持っていただければよいでしょう。
それでは、具体的にどのように違ってくるのか。3つの観点で見ていきましょう。
2．どれくらい借金を減らすことができるの？
（1）任意整理の場合
任意整理は、借金の元金を減らすことは基本的にはできません。
その代わり、将来の利息や遅延損害金の支払いをカットしてもらうことを金融業者と交渉します。
（2）個人再生の場合
個人再生では、借金の全額を免除することはできませんが、大幅な減額が期待できます。
債務の金額にもよりますが、だいたい50％〜90%の減額が可能です。
3．財産はどれくらい処分されるの？
（1）任意整理の場合
任意整理では、基本的に財産への影響はほぼありません。
（2）個人再生の場合
個人再生は、家や車など、財産を残せる可能性があります。
ただし、ローンで購入して今現在も返済中の場合は、手放す必要が出てくるでしょう。
4．周りにバレる可能性は？
（1）任意整理の場合
任意整理では、任意整理をおこなった情報が公表されることはありません。
そのため、あなたが自ら話したり、怪しまれる行動をしない限りは、周りにバレることはほぼないといえます。
（2）個人再生の場合
個人再生は裁判所が関与する国の手続きになるため、個人再生をした事実が官報という国の機関紙で公表されます。
現在はインターネットでも官報を見ることができますが、もし身近な人が（業務上の必要性などで）官報をチェックしていれば、周りにバレることもあるでしょう。
4．あなたに合っているのは任意整理？個人再生？
ここまで任意整理と個人再生の違いを見てきましたが、あなたに合っているのはどちらでしょうか。財産が処分されたり周りにバレたりして生活に影響が出たとしても借金を大きく減らしたいのであれば個人再生の方がいいかもしれません。
ただ、借金の整理をするときには90％くらいの人が任意整理をするといわれています。任意整理は、あまり生活に影響を出さずに借金の負担も減らせるところが良い点です。今の生活をできるだけ変えたくないなら任意整理を選んだ方がよいでしょう。
どう借金を整理するかによって今後のあなたの人生が大きく変わってしまうこともあるので、少しでも興味があれば一度専門家に相談することがオススメです。
5．まとめ
- 任意整理と個人再生の大きな違いは、手続きに国が関わるかどうか。
- 減額が多くなるほど、生活への影響も大きくなる。
- 借金整理で後悔しないためにも、専門家に相談するのがオススメ。
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