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会社員や自営業の債務整理はどれがオススメ?
注意点とあわせてご紹介!
「債務整理したいけど、会社にバレたりしないかな」
「借金を整理するのはいいけど、自営業は辞めたくないし…」
借金で苦しくなってくると、債務整理を考えたくなると思いますが、その債務整理で仕事に影響しないか不安ですよね。
そこで、もしあなたが会社員や自営業だった場合、どの債務整理の方法を選ぶべきなのか。注意点はどんなことなのか。一緒に見ていきましょう。
1.債務整理とは
債務整理という言葉は、借金を整理するときに使われる手続きをまとめて表したものです。その債務整理の方法には、おもに自己破産・個人再生・任意整理の3つがあります。
それでは、どういう場合にどの債務整理の手続きを選べばよいのか。次で見ていきましょう。
2.会社員の債務整理
(1)会社にバレたくない場合
債務整理が会社にバレると会社での居心地が悪くなる人もいるかもしれません。できるだけバレない方法で債務整理したいという人には、任意整理がオススメです。
自己破産や個人再生でもバレることは少ないですが、裁判所を介しておこなう手続きであることから、国の機関紙である官報に情報がのってしまうため、その分バレるおそれが多くあります。
(2)職業上の制限がある場合
職業の中には、自己破産手続の開始決定があると一時的に続けられないもの(宅建士、警備員)などがあります。
その場合は、自己破産ではなく、職業の制限を受けない個人再生・任意整理を選択するとよいでしょう。
(3)会社から解雇されたくない場合
債務整理をすると、会社から解雇されてしまうのではないかと不安に思う方がいらっしゃいます。
しかし、どの債務整理をした場合でも、債務整理を理由とする解雇は違法ですので、自己破産・個人再生・任意整理の中からあなたに最適な方法で借金を整理することが可能です。
もし解雇された場合は、解雇が無効であることや損害賠償の請求をすることができます。弁護士から会社に違法であることを伝えれば、裁判にならずに解雇が撤回されることも多いでしょう。
3.自営業の債務整理
(1)取引先の信用を失いたくない場合
債務整理は借金という金銭的な問題が関係するため、それによって取引先の信用がなくなってしまうことが心配かもしれません。
この場合、官報に情報が公表されてしまう自己破産・個人再生よりも任意整理の方がバレる心配が少なく、信用を失わずに済むかもしれません。
(2)職業上の制限がある場合
あなたがもし士業として開業しているなら、自己破産によって資格に制限がかかる場合があります。資格に制限をかけたくなければ、個人再生か任意整理を選択するべきでしょう。
(3)仕事で使用する財産がある場合
自営業の場合、仕事で自動車を使用する必要があることも多いと思います。自己破産では自動車を手放さなければならないことが多いですし、個人再生でもローン返済中の自動車があれば同様です。
その点、任意整理であれば整理対象の業者を選ぶことができますので、自動車を手放す必要はなくなります。このように、仕事上必要な財産がある場合は、任意整理が最適な方法となるでしょう。
差押えが禁止されている財産は自己破産や個人再生でも処分されません。
(4)直近で新たに事業のための融資を受けたい場合
債務整理をすると、それが自己破産・個人再生・任意整理のいずれであってもブラックリストにのってしまいます。もし、今ある借金が個人的な理由であっても、ブラックリストにのってしまうと事業性の融資を受けるのも難しくなってしまいます。
もし直近で融資を受けたいなら、いきなり債務整理をするのはオススメできません。この場合、払いすぎた利息を返してもらう過払い金請求を検討するとよいでしょう。
過払い金が戻ってきて、返済に余裕ができたらそもそも債務整理をする必要がなくなるかもしれません。
4.あなたの状況次第では別の方法をとった方がよいことも
これまでご紹介してきた選択肢は、あくまで一例です。あなたの借金の状況次第では、別の債務整理の方法をとった方がよいこともあります。
あなたに最適な借金整理をするためにも、一度専門家に相談することがオススメです。
5.まとめ
- 債務整理は、借金の整理方法で、おもに自己破産・個人再生・任意整理がある。
- 会社員・自営業で心配している内容によって債務整理の方法が異なる。
- あなたの状況に合った借金整理をするためにも、専門家に相談するのがオススメ。
「懸念点をいろいろ聞いてもらった上で、最適な方法を提案してほしい」
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